OS標準で搭載されているスケーラブルフォントであるotf(OpenTypeフォント)の多くは、プロポーショナルメトリクス情報を内部に持ち、字詰めなどいろいろな機能を備えています。その機能は、CSSの「font-feature-settings」プロパティを使うことで利用することができます。次のフォントが、ロポーショナルメトリクス情報を持つOS標準のotfになります。
次のサンプルは、Windowsは遊ゴシック体、Macはヒラギノ角ゴシック体を指定しています。この両方とも入っていない機器用にサンセリフを指定していますが、この場合や古いブラウザでは、「font-feature-settings」プロパティは無効になると思います。また、CSSの他のプロパティで文字と文字の間の空きを調整する「letter-spacing」があります。このプロパティと「font-feature-settings」プロパティは同時適用できるようです。

font-feature-settingsをotfに適用するサンプル

font-feature-settingsの指定の無い状態

漢字さんぷる・OpenTypeフォントのプロポーショナルメトリクス情報

font-feature-settings:"pkna"(仮名のみを字詰め)

漢字さんぷる・OpenTypeフォントのプロポーショナルメトリクス情報

font-feature-settings:"palt"(すべて字詰め)

漢字さんぷる・OpenTypeフォントのプロポーショナルメトリクス情報

font-feature-settings:"hwid"(漢字以外を半角に)

漢字さんぷる・OpenTypeフォントのプロポーショナルメトリクス情報

 

font-feature-settings:"palt"と、letter-spacing:5px を同時適用。

漢字さんぷる・OpenTypeフォントのプロポーショナルメトリクス情報

font-feature-settingsの指定無し、letter-spacing:5px のみ適用。

漢字さんぷる・OpenTypeフォントのプロポーショナルメトリクス情報
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