●バックリンク
Googleを始め,多くの検索エンジンは、webページを巡回する際、内部の構造はもちろん、外部webページからのバックリンク(被リンク)も重要な要素として評価の対象に加えます。
●リンクポピュラリティー
リンクされるということは、他者(外部のページ)がそのwebページを評価している証拠と捉えるからです。そのバックリンクの数が多い程、また、そのリンク元のページの質(評価、人気)が高い程、リンクされているwebページの評価が上がります。この数と質を
リンクポピュラリティーと呼びます。
●リンクレピュテーション
さらに、リンクしているページとバックリンクページの適合度も注視されます。リンクしているページのテーマや、アンカーテキストの内容(例えば、○○についての情報が豊富なページ というような)が対象になり、これを
リンクレピュテーションと呼びます。
●リンクファーム
このリンクポピュラリティーとリンクレピュテーションは、外部ページの要素なのでwebページ管理者自身はまったく操作できません。管理者は質の高いコンテンツを数多く発表して,外部からの被リンクを待つしか手だてはありません。
ところが、この外部ページからの要素さえ上げれば、検索結果上位表示が得られることに目をつけ、不正に操作しようとする者が現れました。個人,もしくは複数のwebサイト管理者がバーチャルドメインなどを使い、また、一人でいくつも持てる無料のブログサービスなどを駆使して、複数のドメインを持ち、多くのwebサイトを管理し、それが相互リンクを繰り返して不自然なバックリンクを作り上げ、それをSEO的に優位なものとして宣伝して、新しい仲間を引き入れるなどして人為的にリンクポピュラリティーを操作できる環境を作り上げました。当然、リンクし合うwebページ同士の関連性は希薄で、自然発生的にはあり得ない構造のネットワークになっています。こうしたネットワークを
リンクファームと呼び、
検索エンジンスパムとしてペナルティの対象になります。
SEO専門業者の多くは、「常時10000件以上のバックリンクがないと、検索結果の1ページ目に表示されない」と煽り、月に10〜30万円位で「常時10000件のバックリンク」を販売しています。確かに上の方にも書いたように、バックリンクはSEO的に重要な要素に違いありません。しかし、弊社ドメインへのバックリンクは、内部からを含めてわずか300余りです。それだけでも
弊社SEOランキングページのように十分に上位ランクしています。
●検索エンジンの対応
Googleなどでは,2007年の夏から秋にかけて、検索エンジンアルゴリズムを改編して、
リンクファームへの対策を強化したようで、疑わしいブログページなどが軒なみランクを下げています。また、悪質な
リンクファームに参加していると判定された場合、検索エンジンインデックスから削除される可能性があります。
詳しくは
Google「品質に関するガイドライン - 概要 」