コニファ・マメ知識:フェムトセル(femtocell)



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フェムトセル(femtocell)とは

家庭や小規模オフィスなどで利用するごく小さな範囲をカバーするAP(アクセスポイント)基地局

携帯電話キャリア各社は、半径が十数kmにもおよぶ広い範囲の通話をカバーする携帯電話基地局を各所に設置して通信サービスを行っていますが、この基地局どうしの境界付近やビルの奥まったところなどに電波の強度が弱く接続しにくいエリアができてしまうことがあります。

そうしたエリアで、通信の品質を確保するため、家庭や小規模オフィスなどでカバーエリアのごく狭いAP基地局を設置することがあります。この基地局がフェムトセルです。

フェムトセルの利用は電波法の免許が必要

通信の品質を改善しようと、個人がフェムトセルを購入してきて、Wi-Fi機器のように自由にに設置、という訳にはいきません。フェムトセルは、免許が必要な周波数帯の電波を用いるためです。

通信の品質改善の相談と機器の設置

一般的には、通信の品質を改善してほしい携帯電話キャリアに相談します(改善の必要が認められ、フェムトセルを設置する場合、調査費用を始め、機器費用、設置費用などはすべて無料になるようです)。携帯電話キャリア側による電波環境の調査が行われ、「室内用補助アンテナ」の設置や、基地局の電波を部屋の中に引き込む「レピーター」機器の設置など、状況に応じて対応してくれます。これらの機器で改善が難しい場合、フェムトセルを設置することになります。

総務省へ免許の申請、許可が降りた後の設置、その後の管理など基本的にはすべて携帯電話キャリア側がやってくれます。

フェムトセルの設置にあたってユーザー側で必要なもの

AP基地局のバックボーン回線からフェムトセルまでは、インターネット網を使います。そのためユーザー側ではブロードバンド回線が必要です。

各携帯電話キャリアの対応