Photoshop、Illustrator ミニTips
拡張子.psd と .aiを無料ソフトで閲覧
■ Photoshop、Illustratorがインストールされていない環境で、.psd と .aiの内容を無料ソフトで閲覧、確認したい。
- グラフィック関連の仕事に従事する人には欠かせないソフトとして、PhotoshopやIllustratorがあります。両者ともたいへん高度な機能を持っていて、プロが使うツーツとして名前が知れ渡っているソフトですが、高価なため、アマチュアが個人レベルで簡単に使えるものではありません。
- 拡張子.psdはPhotoshopの、拡張子.aiはIllustratorのファイル形式です。何かの都合でこの形式のファイルの中身を確認しなければならない…ということになったら、PhotoshopやIllustratorがインストールされていない環境では、たいへん辛いことになるかもしれません。
- でも大丈夫、中身を確認するだけなら、大手メーカーが提供する有名な無料ソフトで、開くことができます。
追記:2011年2月18日、Googleドキュメントビューアでプレビューを確認できるようになりました。
詳細→マメ知識:マメ知識:Googleドキュメントビューアに12のファイル…
Illustratorのaiを開く
- Photoshop、Illustratorの開発、販売元のAdobe社が無料で配布しているpdf閲覧ソフト「アドビリーダー」があります。aiもpdfも同じPS(ポストスクリプト)なので、aiを「アドビリーダー」にドロップすれば、開くことができます。もちろん編集や加工はできませんが、中身を確認するだけならこれで充分です
- ただし、aiを作成したIllustratorのバージョンがあまりに古いとダメなこともあります(Illustrator8で保存したaiがアドビリーダー9ではダメでした※)。そんなときは、拡張子.aiを.pdfと書き換えると開く場合もあるようです。
- また、aiファイルはベクトルデータをテキスト記述したものなので、eメール添付の際などにエンコードが正しくなされず、壊れた状態になってしまうことがままあります。特にWindows-Mac間で受け渡しは要注意です。ですので、必ず開くことができる訳ではありませんが、無料ですので、覚えていて損はありません。
※Illustratorから開いて、壊れていないことを確認したaiファイルです。
Photoshopのpsdを開く
- 私の周りでは、aiを「アドビリーダー」で開く…について知っている方が少なくありません。しかし、psd対応となると割りと知られていないように思います。それはそのソフトが、ムービーやミュージック再生専用と思われているからかもしれません。
- 最近はやりのiPhoneやiPodを使う上で、WindowsでもMacでもApple社が無料提供する「iTunes」が欠かせませんが、Windowsの場合、「iTunes」をダウンロード、インストールすると、同時に「QuickTime」フォルダが作られ、QuickTime関連の複数のソフトがインストールされます。この中の「QuickTime Player.exe」や「PicturerViewer.exe」などというソフトにpsdをドロップすれば閲覧することができます。
- Macの場合も同様です。OS標準で 「QuickTime Player.app」が入っています。OS9の頃まで、「QuickTime」フォルダの中にあった「PicturerViewer」がOSⅩでは見当たりませんが、「テキストエディット」がその代わりになります。どちらのソフトでもpsdをドロップすれば閲覧可能です。
なお、Windowsの場合、「iTunes」無しの「QuickTime」単体のインストールや、ブラウザSafariと併せて一緒にインストールなども可能です。
※現在、Windows用「QuickTime」のインストールは推奨されません。