マメ知識:グローバルIPアドレス と ローカルIPアドレス
グローバルIPアドレス と ローカルIPアドレス
● グローバルIP
IPネットワーク(グローバルエリアネットワーク)で接続されるコンピュータにはすべて重複のない識別のためのIPアドレスが割り振られています。
このグローバルIPアドレスは、各国のNIC(ネットワークインフォメーションセンター)に決まった範囲が割当てられ,日本ではJPNICが重複なく一意になるよう管理しています。勝手に好きなアドレスを使用することは許されません。
また、ISP(インターネットサービスプロバイダー)経由でインターネットに接続している場合、ISPに割当てられた範囲内で、接続毎もしくは一定時間毎にグローバルIPアドレスが変化します。webサーバー等を設置して外部公開する場合、この動的なグローバルIPアドレスでは不能ですので、固定のグローバルIPアドレスを取得しなければなりません。
事情により、固定のグローバルIPアドレスの取得が難しい場合、窮余の策としてはDDNS(ダイナミックドメインネームサービス)を利用する手があります。
コニファマメ知識 「DDNS・ダイナミックDNS」● IPアドレスの表記
最も一般的に使用されているのがIPv4アドレスの場合は、通常、0~255の数字4組(8ビットx4=32ビット)をドットで繋いだ記法で表記され、ドットアドレス(dot address)と呼ばれます。
(例)202.12.27.33
● ローカルIP
グローバルIPアドレスに対して、ローカルIPアドレスは、プライベートIPアドレスとも呼ばれ,限られたエリア内(ローカル側)で自由に使用できるアドレスです。
例えば、ローカルネットワークAに192.168.1.1というIPアドレスがあっても、ローカルネットワークBでは同じ192.168.1.1というIPアドレスの存在が許されます。
クラスA | 10.0.0.0~10.255.255.255 |
クラスB | 172.16.0.0~172.31.255.255 |
クラスC | 192.168.0.0~192.168.255.255 |
一般的には、クラスC(192.168.xxx.xxx)が使われます。
上記アドレスはローカル専用IPアドレスのため、このアドレスで直接グローバルネットワークに接続できません。
ローカルIPアドレスしか持たない機器がインターネットに接続するとき、グローバルIPアドレスを割り当てられた機器(ルータなど)が、NATやIPマスカレード、プロキシなどの手段によって中継することで接続可能にしています。
コニファマメ知識 DNS(ドメインネームシステム)