○ 昨今、ネットワークのグローバル化やあらゆる領域への普及に伴い、社会に分散する様々な知識を集積し、協働(コラボレーション)を行う場として
OSS(オープンソースソフトウェア)が進展している。
○ 他方、利用面については、ソフトウェアの一般的な性質として、ネットワーク効果
(注1)やロックイン効果
(注2)
が働きやすく、一社による市場占有率が高まる傾向がある。
○ なお、我が国のソフトウェア分野は、売上高が8兆3,000億円、輸入は輸出の約10倍の約3,600億円であり、業界構造は、元請、下請、孫請等の多層構造で形成されているという特色がある。
(注1)ネットワーク効果:ある財やサービスから得られる個人の効用が それを利用する者の人数に依存すること。他の典型例はFAX等。
(注2)ロックイン効果:長期間継続して、同じ財やサービスを利用する とで、乗り換え費用が高まり、容易に他の財やサービスに乗り換えることができなくなること。他の典型例はキーボード等。
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