マメ知識:コンプガチャ(コンプリートガチャ)とは
コンプガチャとは
コンプガチャとは、コンプリートガチャを略したものです。携帯電話やスマートフォンを使ったSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)ゲームの中で、ユーザーが希少性の高いアイテムやアバターなどを入手するための手法の一つです。
コンプガチャの「ガチャ」とは
玩具店、スーパーマーケットなどに設置された「ガチャ」、「ガチャガチャ」、「ガチャポン」などと呼ばれるカプセルトイ自動販売機をイメージした仕組みを指します。
カプセルトイ自動販売機は、コインを投入してダイヤルを回し、カプセル入りの玩具などを購入するものですが、カプセルが出てくるまで中身がわからない=自分で特定の商品を選べない、という特徴があります。同じものを何度も手にすることが少なくなくありません。
コンプガチャの「コンプリート」とは
希少性の高いアイテムやアバターなどを入手するためには、設定された一揃いのカードなどをすべて揃えて完結させる必要がある、という仕組みを「コンプリート」と呼びます。
コンプガチャの問題点
SNSゲームの中では、他の人が持っていないアイテムを装着することによる優位さや優越感を得るため、ユーザーをより希少性の高いアイテムの入手にはしらせる傾向があります。さらに、ゲーム内のグループに属している場合には、他のメンバーを意識して、それが一層顕著になります
希少性の高いアイテムの入手方法は、クエストの完遂などいろいろな要素がゲームによって設定されていますが、その方法の一つとして、このコンプガチャが提供されてきました。
コンプガチャの利用は、ゲーム内通貨などで課金されます(完全無料のものもあるようです)が、1回の課金は通常低く設定されています。そのためユーザーは安易にコンプガチャの利用を開始し、あと少しですべてが揃うところまでは、割と容易にたどり着くことができます。
しかし、「ガチャ」はくじ引きと同様で、かつ最後の一つ、もしくは複数の出現確率がごく低く設定されているため、簡単にコンプリートできない仕組みになっているとユーザーが気づく頃には、もう後には引けない状態に陥ってしまい、結果として高額な課金になってしまう、という問題点が指摘されています。
現実世界において、このコンプガチャ(有料の)の仕組みは、景品表示法の違法な懸賞である「カード合わせ」にあたるとされています。